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主婦の年収は750万?!無償(家事)労働を年収換算すると驚きの金額に!

    
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主婦の年収は750万?!無償(家事)労働を年収換算すると驚きの金額に!

主婦の年収は750万になる!

テレビをつけると、たまたま流れてきた驚きの情報です。

お昼の情報番組、ゴゴスマで放送されていました。

 

 


『こんにちは。主婦起業コンサルタントのmiyoです。』

 

主婦の年収ってたびたび話題になりますよね?

400万・750万・1200万など様々な考え方があるようです。

 


『いったいどの金額が本当なのかな?』

ちょっと考えてみたいと思います!

 

年収換算に含まれる主婦の仕事内容

 

主婦の仕事は無償労働と言われ、収入は発生しないけど生活するためにはやらなきゃいけない仕事ですね。

内閣府が発表している無償労働の範囲は次の通りです。

 

家計が行う活動のうち無償労働と考えられる活動は、サービスを提供する主体とそのサービスを享受する主体が分離可能(すなわち、そのサービスの提供を第3者に代わってらうことができる)で、かつ市場でそのサービスが提供されうる活動

 

【家計における無償労働の種類】

  • 家事(炊事、掃除、洗濯、縫物・編物、家庭雑事)
  • 介護・看護、育児、買物、社会的活動(ボランティア)

 

内閣府;無償労働の貨幣評価について

 


『ふむふむ。お金を払って人に頼むことができる家庭内の仕事が無償労働ってことね。』

 

主婦は家事や育児にどのくらいの時間費やしているの?

これは人によって様々ですよね。

  • 専業主婦
  • パート主婦
  • フルタイム主婦
  • フリーランス主婦
  • 在宅ワーカー主婦

など、働いている条件や子供の有無、子供の年齢など、置かれている環境によって費やせる時間は変わります。

 

子育て中在宅ワーカーの場合

私は在宅で2歳の子供と過ごしながら仕事をしています。

ちょっと私の場合で考えてみますね!

仕事内容 時間 備考
炊事 朝食 30分 準備と片付けの合計
昼食 20分
夕食 90分
洗濯 35分 仕分け・干す・畳むの合計
掃除 30分 床・トイレ・風呂・玄関など日常の合計(週平均)
買い物 20分 食材・日用品の買い出しのみ(週平均)
子育て 90分 トイレ・食事・着替え・園の送迎など朝子供と過ごしている時間
180分 トイレ・食事・遊びなど
240分 風呂・トイレ・食事・寝かしつけなど、上の子が園から戻り寝るまで
合計 735分  時間に直すと約12時間半

 

735分だって!

約12.2時間だって!!!

これ、1日の主婦業の時間ですよ。

 


『これ書きだしてたら自分のこと働き者だと思わずにはいられない…』

 

果たしてこれらの日常がどのくらいの価値があるのか計算してみましょう♪

専業主婦の年収換算方法

 

年収換算方法は3つあります。

  • 機会費用法(OC 法)
  • 代替費用法スペシャリストアプローチ(RC-S 法)
  • 代替費用法ジェネラリスト・アプローチ(RC-G法)

いずれも計算式は、総無償労働の評価額=1人当たりの無償労働時間×時間当り賃金で算出します。

 


『なんだか難しい言葉が並んだけど、気にしない!!!それぞれの方法で私の無償労働を評価してみたいと思います!』

 

機会費用法(OC法)で無償労働を換算

機会費用法とは…家計が無償労働を行うことにより、市場に労働を提供することを見合わせたことによって失った賃金(逸失利益)で評価する方法です。(内閣府;無償労働の貨幣評価について

 

つまり、主婦が無償労働に充てた時間に賃金が出る仕事をしていたら得たであろう賃金を計算し評価する方法ですね。

 

今回は、時間当たりの賃金は、住んでいる地域の最低賃金を使います。

 

miyoの無償労働評価額

私は、1日に約12.2時間の無償労働をしています。

愛知県在中なので、愛知県の最低賃金を1時間当たりの賃金にします。

愛知県の最低賃金は871円です。

計算式(総無償労働の評価額=1人当たりの無償労働時間×時間当り賃金)に当てはめると…

12.2時間×871円=10,626円

日給10,626円が私の1日の評価額です。

 

育児も家事も基本的に休みはないので、365日続きますよね。

では、年収換算してみましょう。

 

365日×10,626円=3,878,400円

 

機会費用法で評価した私の年収は約387万円ですね。

 

代替費用法スペシャリスト・アプローチ(RC-S法)で無償労働を換算

次に、代替費用法(RC-S法)で換算してみます。

 

代替費用法(RC-S法)とは…家計が行う無償労働を、市場で類似のサービスの生産に従事している専門職種の賃金で評価する方法です。(内閣府;無償労働の貨幣評価について

 


『主婦の仕事を専門職の時給に当てはめて計算するんですね!』

 

内閣府が発表している代替専門職種を参考に比較していきましょう。

仕事
内容
専門
職種
専門職種の
平均時給
miyoの
従事時間
炊事 調理師見習い 1,091円 2.3時間
洗濯 洗濯工 1,089円 0.58時間
掃除 ビ ル清掃員 1,132円 0.5時間
買い物 用務員 1,170円 0.33時間
子育て 保育士 1,251円 8.5時間

(専門職種参考;内閣府 “無償労働の貨幣評価について「代替費用法(RC-S法)対応職種一覧」”
(平均時給参考;年収ラボ

 

では、上記時給で私の無償労働を評価してみましょう!

 

icon-angle-double-right 炊事=1,091円×2.3時間=2,509円

icon-angle-double-right 洗濯=1,089円×0.58時間=631円

icon-angle-double-right 掃除=1,132円×0.5時間=566円

icon-angle-double-right 買い物=1,170円×0.33時間=386円

icon-angle-double-right 育児=1,251円×8.5時間=10,633円

合計=14,725円/日

 

というわけで、代替費用法(RC-S法)で評価すると、日給14,725円になりました。

年収にすると、365日×14,725円=5,374,625円になります。

 


『おお!500万超えてきましたね~』

 

代替費用法ジェネラリスト・アプローチ(RC-G法)で無償労働を換算

お次は、もう一つの代替費用法(RC-G法)で換算します。

代替費用法(RC-G法)とは…家計が行う無償労働を家事使用人の賃金で評価する方法です。(内閣府;無償労働の貨幣評価について

 


『つまり、家事代行やベビーシッターなどのサービスを仕事にしている人のお給料(時給)で計算する方法ですね。』

 

miyoの無償労働評価額

私が普段行っている無償労働を次の2つに分けて計算します。

  • 家事(炊事、洗濯、掃除、買物)→ 家事代行を仕事にしている人の時給で換算
  • 育児 → ベビーシッターの時給で換算

 

icon-angle-double-right 家事の合計時間=225分(3.75時間)

icon-angle-double-right 育児の合計時間=510分(8.5時間)

icon-angle-double-right 家事代行を仕事にしている人の時給=平均時給1,192円(参考;indeed “家事代行スタッフの日本での給与”

icon-angle-double-right ベビーシッターの時給=1,000~1,400円なので平均値をとって1,175円(参考;Careee Garden “ベビーシッターの仕事”

 

この数字で計算してみましょう!

家事の評価額=1日3.75時間×365日×1,192円=1,631,550円

育児の評価額=1日8.5時間×365日×1,175円=3,645,437円

家事の評価額+育児の評価額=5,276,987円

 


『RC-G法での私の無所労働評価額は約527万円ということで、なかなかの収入になりますね。』

 

別枠:家事代行にかかる費用で無償労働を換算←ゴゴスマ方式

実は、ゴゴスマで放送されていた750万円の算出は、これまで紹介した3つの算出方法ではなく、家事代行を頼んだ場合の金額でした。

というわけで、最後に家事代行にかかる費用で評価してみましょう!

金額はサービス業者によって変わると思いますが、今回は、家事代行サービス業者 CaSy(カジー)さんとベビーシッターサービスをしているキッズラインさんの料金を基に換算してみます。

 

家事代行サービス “CaSy

CaSyさんの料金は1時間単位で決まっています。

掃除と料理に分かれていますが、いずれも同額で以下の通りです。

  • 週1回利用  → 2,190円/時間
  • 隔週利用   → 2,290円/時間
  • 4週毎に利用   → 2,300円/時間
  • 交通費は別途700円

(参考;お財布と心が笑顔になる家事代行サービスCaSy

 

私が家事(炊事・掃除・洗濯)に欠けている時間の合計は、1日3.75時間です。

私が家事に充てている時間を家事代行で代替すると、

3.75時間×2,190円×365日=2,997,562円

になります。

 

ベビーシッターサービス “キッズライン

キッズラインさんは、0~15歳を対象とした、通常のベビーシッターサービスの1/3の金額で利用できるオンラインベビーシッターサービスを提供されています。

利用料金は最低1,000円/時間~になっているので、その金額で計算します。

私の育児の合計時間は1日8.5時間です。

8.5時間×1,000円×365日=3,102,500円

 

家事代行とシッター利用料の合計

家事代行 2,997,562円+シッター利用料 3,102,500円=6,100,062円

ということで、ゴゴスマで放送されていた750万に一番近い数字になりました。← 当たり前だよね…

 

 無償労働を評価するようになった経緯

 

そもそも、なぜ無償労働を評価するようにあったのか?という疑が湧きませんか?

 

内閣府によると、以下の理由で日本でも無償労働を評価するようになったと記されています。

  • 欧米諸国でGDP(国内総生産)と比較する試みが先に実施されていたから
  • 1995年の世界女性会議で女性の無償労働が評価されていないと指摘されたから

内閣府;無償労働の貨幣評価について

 

 


『そこだけ見ると、女性から問題を指摘する声が上がったから欧米諸国の真似したのね…って感じですね。』

 

家事や育児の無償労働は女性がやって当たり前!は終わった?

私たちが子供のころは、家事・育児は女性の仕事なんて認識が一般的でしたが今は違います。

といっても、まだまだ女性がやってるご家庭の方が多いとは思います。

家事も育児も、自分たちが生きていくうえで必要不可欠なことです。

わざわざそれをお金に換算して「主婦はこんなに仕事やってんのよっ!」なんて言う気はさらさらありません。

私は、金額よりも費やしている時間をみて、「私けっこう働いてる!がんばってるな~」と自己認識した程度です。

でも、この記事を書きながらちょっとだけ感じたことがあります。

 

日本と欧米の子育てや家事に対する夫の考え方の違いに影響があるのでは?

欧米諸国では、日本よりも早くから無償労働の貨幣評価が実施されています。

つまり、家事や育児が仕事としてどのくらい貨幣価値があるのかを日本よりも早い段階で、男女の共通認識として持っていた可能性が高いということですよね。

日本でも家事や育児を積極的に行う男性は増えてきましたが、欧米に比べると絶対数は少ないと感じます。

というよりも、根本的な考え方の違いがありますよね。

この辺りは、文化の違いや育った環境などいろいろあるので深くはツッコみませんが、家事育児の価値の捉え方の違いも影響しているんじゃないかなと感じました。

 

まとめ

 

ゴゴスマで放送されていた主婦の年収は750万円!に驚き、家庭における無償労働の貨幣評価について考えてみました。

私の無償労働の評価額は、

 

機会費用法(OC 法)の場合・・・約387万円

代替費用法スペシャリストアプローチ(RC-S 法)の場合・・・約537万円

代替費用法ジェネラリスト・アプローチ(RC-G法)の場合・・・約527万円

ゴゴスマ式家事代行費用で換算した場合・・・約610万円

 

上記のようになりました。

評価額がどうこうではないけど、自分がコレだけ価値ある仕事をしているって考えると励みになるかな。

収入にはならないけどさっ

 

実は今回、家事代行やベビーシッターサービスについて初めて真剣に調べました。

私が住んでいる地域でも利用可能なサービスがあったので、換気扇や水回りの掃除、息子のシッターなどお願いしてみようかなと検討中です。

 


『月1で換気扇の掃除と窓の掃除とかやってもらえると助かるな~いや、真剣に検討中!』

 

今回紹介した家事代行とベビーシッターサービスはコチラ↓↓↓

家事代行;お財布と心が笑顔になる家事代行サービスCaSy

ベビーシッター;業界最安値で安心安全のベビーシッターサービスキッズライン

 

 

 

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