【妊娠出産体験記】ママ5年生になった今、妊娠出産を振り返る。
こんにちは miyoです。
今年でママ5年生になりました。
『5年前、娘が産まれたことを思い返すとなんだかとっても感慨深いです…』
今回は、5年前の妊娠・出産を振り返り赤裸々に記事を書いてみたいと思います。
icon-warning 出産間近、出産予定の方には、痛みを連想しすぎる内容になっているかもしれません。出産を怖いと感じている方は、閲覧にご注意ください。
2012年9月 妊娠~つわり開始
2012年の4月から妊活を始め、半年後の9月に妊娠しました。
私の周りは、結構すぐに子供ができる人やできちゃった婚が多かったので、「なかなか妊娠しないな~」なんて思っていました。
9月、今回も妊娠していなかったら産婦人科受診しよ!と思っていたら、うれしいことに検査薬が+反応♪
『やった~!って気持ちと本当に?って気持ちが半々でした。』
妊娠反応が出て、1週間後に産婦人科を受診しましたが、この時期では胎嚢は確認できたものの、胚芽と心拍が確認できませんでした。
さらに1週間後の再受診で、胎嚢・胚芽・心拍が確認でき、正式に妊娠確定と言われ、母子手帳の交付申請に行きました。
胎嚢とは、子宮内膜に受精卵が着床すると作られる、赤ちゃんを包む袋のことです。一般的に、胎嚢は妊娠4週後半~5週頃にかけて確認することができるとされています。通常は、胎嚢・胎芽・心拍の三つを確認できた時点で、正常妊娠であると診断されます。(参考:mamari “胎嚢(たいのう)とは?確認方法や確認できる時期を知ろう”)
産科の受信料は高い!
ずっと待っていたベビちゃんの妊娠が分かると、1日でも早く病院に行って妊娠確定って言われたい!と思いますよね?
でもね、早く行き過ぎると私のように正常妊娠と確定されず再受診することなります。
出産は病気ではないので、健康保険の対象外です。
つまり、受診費は全額自己負担なのでお高いんです!
(処方される薬など、診療内容によって保険対象内の場合もあります。)
母子手帳が交付されるまでは、通った分だけ受診料がかかります。
私が通った産婦人科の診察料は1回5000円でした。
友人や妹が通った産婦人科もこのくらいなので、5,000円前後が相場のようです。
妊娠確認のために受診すると、その度に5,000円支払わないといけません。
- 妊娠確認のための受診
- 胎嚢が確認できなかった場合の再受診
- 里帰りなどで病院を変えた時の初回の受診
上記の全てで受診料が必要です。
私は、娘を妊娠したときは、
- 妊娠確認のための初診
- 胎嚢・胚芽・心拍確認のための再受診
- 里帰りで病院を変えたので新しい病院での初診料
と計3回×5,000円で、15,000円支払いました。
胎嚢が確認できる時期まで待って受診するのが正解
胎嚢が確認されるまでには個人差があります。
一般的には、妊娠4週後半~5週頃に確認できると言われています。
2人出産した経験から言うと、
- 妊娠検査薬で要請反応がでてから1~2週間後
- 生理予定日から2週間後
を目安に産科を受診することをお勧めします!
『妊娠したうれしさではやる気持ちをぐっとこらえて、胎嚢が確認できるであろう時期を目安に行くことがポイントです。』
妊娠確定後の検査は、助成されるのでよほどのことがない限り自費は掛かりませんが、赤ちゃんを迎える準備にそれなりにお金がかかるので、抑えれる費用は抑えた方がいいというのが私の考えです。
2012年10月 つわり開始
9月の後半に妊娠が判明し、そのわずか10日後くらいからつわりが始まりました。
つわりもいろいろな種類があり個人差がありますよね。
私はとにかく起きていられないほど気持ち悪かったです。
- 食べ物に限らず全ての臭いを受け付けない
- シャワーの臭いもダメ
- もちろん食事は食べれない
- 起き上がると吐き気がする
- 寝ても寝ても眠い
- スマホを見るのもつらい
つわり初期はこんな感じでしたね。
シャワーのカルキの臭いが異様に鼻につき、お風呂もしんどい状態でした。
『3日に1度、気持ち悪さをこらえてお風呂に入ってました…』
あまりにも酷いときは、産院で点滴を打ってもらいました。
2週間で若干楽になる
つわり初期に比べると2週間くらいで、ちょっとだけ楽になりました。
でも、満員電車に乗って通勤できるほどではなく、洗濯などちょっとした家事だけこなし基本的には寝ていました。
食事は何を食べてたのか全く覚えていない…
確か、パンは少しだけ食べれたからパンをかじってた気がします。
こんな感じの生活が2ヶ月ほど続きました。
つわり開始から1ヶ月半くらいで数時間の外出なら可能になったので、旦那さんが休みの日にちょっとだけドライブに連れて行ってもらい体を慣らしたかな。
基本的に起き上がると気持ち悪くて “うぇ~” ってなるので、横になっている以外の対処法がありませんでしたね。
酷い船酔いがずっとずっとずっと続いている感じでした。
入院してもいいよって産科の医師に言われたけど、自宅で寝ることを選びました。
この時、気分がいい時はHuluで海外ドラマを見ていました。
もともと海外ドラマ好きなので、月額約1,000円でいろんなドラマが見れるHuluは助かりました。
外出できなかったから、オンラインで海外ドラマ見放題とか本気でありがたかったです。
『この頃からHulu使ってるのか…もう6年目もお世話になってる。いまだにいろいろ見てます!』
2012年12月 つわり終了
12月の初め頃、つわりが落ち着き仕事に復帰しました。
ここから臨月に入るまでが一番元気に過ごせましたね。
初産だからお腹が大きくなるのもゆっくりだし、8ヶ月目くらいまでは体も軽かったです。
『小走りなんて余裕でできてました。駅の階段を駆け上がったこともあるくらいにね!』
つわりも、産まれるまで気持ち悪かったり眠くてたまらなかったりと人それぞれです。
うちの旦那は、同時期に妊娠している職場の人が休まず仕事しているのを見て、「お前も頑張れ」とか言ってきてたな~
あの気持ち悪さや眠さやしんどさは、本人以外は分かりませんからね。
妊娠中、産後などはホルモンバランスが崩れて、心も不安定になります。
一番理解してほしい旦那さんにいろいろ言われるとイヤな気持ちになるけど、つわり中は自分が一番気持ちよく過ごせることだけに集中していいと思います。
2013年4月 里帰り出産のため実家に帰省
里帰り出産の場合、妊娠35週目までに出産する産科に転院する必要があります。
私は、ギリギリ35週で出産先の産科を受診しました。
母が仕事していたので、出産直前までは実家の不要物の片付けや散歩、家事をして過ごしました。
ここでも、役に立ったのがHulu!!!
超ド田舎で特にすることがないときは、大好きな海外ドラマを見て過ごしていました。
これまでHuluで見た海外ドラマの本数は数えきれない…
『ちなみに、字幕で見る方が好きです。吹き替えはなぜか苦手…』
2015年5月 いよいよ出産
臨月に入り、妊婦検診も週1回になり、いよいよ出産が近づきます。
私は、計画分娩を希望していたので医師と出産日の予定を立てました。
計画分娩を希望した理由は、住んでいる地域と実家があまりにも遠く、陣痛が始まってからでは出産に間に合わない可能性が高かったからです。
完全に親の都合で産むわけですから、この辺りの考え方は賛否あるでしょうね。
- バルーンを挿入し子宮口が開くのを助ける
- 陣痛促進剤の使用
上記2種類の方法で、陣痛を誘発し出産する方法を選びました。
医師と入院日を相談する際、子宮口の開きが遅いから私が希望している日だと早いと反対されました…
が、旦那が帰省する飛行機も予約済みだったため、医師の反対を押し切り、「この日に産みます!」と宣言しました。
実は、この反対した医師とは相性が悪いな~と感じました。
計画分娩を自ら望んているとは言え、初産だから分からないことや不安が大きいのに、マイナスな事ばかり言って気持ちを萎えさせるんです。
ムカつくな~と思いながら、話を勧めました。
『実際、医師との相性ってあると思うからあまりにも合わない医師は避けた方がいいですよ。無駄なストレスは極力排除しましょう!』
入院日当日
平日の診療開始と同時に最後の診断を受けるため、8時半に病院に着くように行きました。
8時半
最後の妊婦検診をうける
9時
診察台にて子宮を確認後バルーン挿入
この時点では、そこまで大きなバルーンを挿入していないので痛みを感じず普通に歩けます。
入院中滞在する部屋へ移動
このあと、腰が痛くてだるくなってきましたが、我慢できるくらいの痛みでした。
12時
体力がないと出産に耐えられないので、普通に出されたご飯を食べました。
昼食後から、痛みが少しずつ大きくなりましたね。
ベッドに横になり、母と義理母に腰をさすってもらったり足をマッサージしてもらったりしながら過ごしました。
17時
診察台で子宮口を確認後 バルーン取り出し
この日は、これで終了です。
夜も陣痛が来ることはなく、次の日に向けて休みました。
icon-warning バルーン入っててもトイレは普通にできます!
入院2日目
7時半
朝食を食べて身支度を整える。
身支度と言っても、すっぴんでいいし、基本パジャマなので顔を洗っただけです。
8時
診察台に呼ばれ再びバルーン挿入
ここから私の戦いが始まります!
まず、バルーンを入れるのが痛い!
本気で痛い!!!
痛くて体をよじり、声に出すくらい痛かったです。
バルーン挿入をやってくれた医師が、入院日を反対した相性の悪い人で…
なんか、扱いが雑でなおさら痛かったです。
前日にバルーンを抜いた医師は、優しい手つきで処置してくれたから痛みとか違和感は全く感じませんでした。
医師:「そんなに痛いならやめようか?」←呆れ気味
私:「ヤリマス!」←怒怒怒
いやいや、やめようかとか言うかな?医師が?
励ますならまだしも、初産の妊婦に対して、これから更なる痛みを経験する妊婦に対してそんなこと言うの?
と怒りがこみ上げましたね。
8時半
バルーン挿入の痛みに耐え、何とか病室まで帰りました。
ここからは、ひたすら腰の痛みとの闘いです。
私は、お腹に痛みを感じないタイプの人みたいで、とにかく
腰・腰・腰・腰・腰
腰が痛くて痛くて死にそうでした。
母に腰をさすってもらうけど、場所が違くって…
全く、痛み緩和につながりませんでしたね。
12時
お昼が運ばれてきましたが、食べる余裕は一切ありませんでした。
とにかく痛くて痛くて、足をベッドの策に乗せてみたり、ひたすら痛みが和らぐ態勢を探しましたが、そんな態勢は見つかりませんでした。
13時くらい?
正確な時間は覚えていませんが、経過を見るため診察台に移動しました。
確かこの時の子宮口の開きが5センチくらいだったと思います。
部屋から診察室までは、もちろん徒歩で行きます。
激痛に襲われ痛くなっては止まりを繰り返しながら、看護師さんに脇を抱えられて進みました。
そのまま陣痛室に通され、さらなる痛みの過程に入ります。
17時くらい?
時間の感覚0(ゼロ)のため、正確な時間なんて覚えていませんが、この辺りから熱が39度超で出ました。
熱で暑いのと腰が引きちぎられそうな痛みと母のまだまだこんな痛みじゃないとの掛け声と…
『もう、何が何だがよくわからなかった…』
旦那は飛行機乗り継いで、立ち合うために向かっていたのですが、なぜか時間になっても到着しない…
後々聞くと、飛行機が整備不良とかで大幅に遅れたそうです。
4時間遅れくらいで到着しました。
18時くらい
パンッッッ!
っと風船が割れるような音がして破水
陣痛中に自然に破水すると、気持ちいいほどパンッ!と大きな音を立てて割れます。
もちろん、水も大量にでるので、下着も服もびしょ濡れになります。
大量のお漏らしみたいですよ…
ここで初めて産褥ショーツに着替え、というか履かせてもらって…いや、パンツ履いたかな?
うん、履かせてもらったな、大きなナプキンのような産褥シートをあてられた気がする。
『普通にあり得ない光景だし、話だけ聞くと恥ずかしいと思うだろうけど、痛すぎて恥を感じる余裕なんて一切ありませんよ!』
19時半くらい
私:「もうこれ以上はムリです…切ってください…」と帝王切開を懇願
助産師:「下から産んだ方が赤ちゃん強くなるからもうちょっとがんばろ!」
と言われて子宮口を確認されました。
助産師:「あっ!」
私:「えっ?」
どうやら子宮口が全開していたらしい…
一体いつから私の子宮口は全開していたのかしら???
『子宮口全開ですからね…痛くて痛くて我慢の限界を迎えていたわけですよ…』
もういつ産まれてもいい状態なのに、分娩台にすらあがっていない私…
普通は、初産の場合8センチくらい開いたら分娩台行くと思います。
20時
ようやく分娩台へ
もうすぐ痛みから解放されると感じたのか、ちょっとだけ冷静さを取り戻しました。
それまで痛すぎて、唸っていたのがウソのように静かになりました。
分娩台では、自分のタイミングで好きにいきんでいいと言われました。
最初はイキミ方が分からないんだけど、何度かやっているとコツをつかみます。
コツとは、あれです……うんちをするときと同じ力の入れ方をすること!
これがウソのような正解です。
実際、あ~でちゃう…と思って出てきているのは待ち望んだかわいい赤ちゃんの頭です。
うんちやおしっこが一緒に出ることもあるみたいだけど、医師も助産師も看護師も慣れているので気にしなくて大丈夫ですよ。
って言われても気になるのが本音だけどね…
そして、ちょうどこの頃、旦那が到着しました。
『やっと来た…』
21時過ぎ
ようやく、産まれました!
本格的な痛みと闘い続けて12時間以上…
はぁ~やっと出た………が正直な感想です。
あ~産まれてきてくれてありがとうー会いたかったよ~
って思う余裕は残念ながら残っていませんでした。
出産って、本気で下から出せるもの全部出す!って勢いでイキマないと産まれてきません!
そのくらい全ての力を使って産み落としました。
産まれたあとは、
- 胎盤の処理
- おしっこ取るために尿道に管を入れられる
- 会陰部の処置
などなどをされながら2時間ほど分娩台で休みました。
会陰部の処置もなかなか痛いですよ。
裂けるときは陣痛の痛みでわからないけど、産まれたあとは痺れているだけなので麻酔を打たれるのが痛いんです。
私がいろいろと処置を受けている間、旦那は生まれたての娘の写真を撮りまくっていました。
そして、産まれた直後に旦那から言われた一言は、「あっという間に産んだな、すごいな!」でした。
『正直、こんな言葉かけられても全然うれしくありません。だって、旦那が見てない11時間、死ぬほど苦しんだもん。』
そんなこんなで、何とか無事に第1子を出産しました。
まとめ
娘が5歳になり、ママ5年生になった今、改めて初めての妊娠と出産を振り返ってみました。
5年前のことだけど、今でも鮮明に覚えていることに自分でも驚いています。
それほど、女性にとって妊娠も出産も思い入れが強い出来事なんですよね。
妊娠も出産も十人十色です。
いろんな人の体験・経験は参考になりますが、必ずその通りに進むことはありません。
でも、知ってるのと知らないのでは、いざその立場になった時の対応力に差が出ると思います。
あなたの妊娠生活と出産が、思い出深い出来事になるよう願います。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。
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